ハイブリッド車には「バッテリ」がつき物です。従来の車と同じ12Vの鉛蓄電池(制御用コンピュータやカーナビ、ライトやワイパー、エアコンのブロアーの駆動などにどうしても必要)と、ハイブリッドシステム用に高電圧のニッケル水素充電池やリチウムイオン充電池が積載されています。
某所の記事で「ハイブリッドだったらバッテリ上がりとは無縁」なんて話がありましたが、ハイブリッドだって長期間乗らなければバッテリが上がります。走行用バッテリがすっからかんになるにはかなりの時間を要すると思いますが、12Vのバッテリが上がってしまうと制御用コンピュータが動かないためエンジンかかりません。かの記事を書いた記者はそのあたりのことを認識しているんだろうか・・・
それはさておき、車載用鉛蓄電池というとどうしても定期的な交換は避けられないのですが(もっとも使い方によってはかなり長期にわたって無交換でも大丈夫ですけど)、ESTIMAやPRIUSなどのハイブリッドシステム用バッテリの交換は必要なのか?ちょうどESTIMAを車検に出したついでに聞いてみたところ、
1. PRIUSで10年より前にバッテリを交換する例は若干だがあるが、そのうちの9割以上が事故(前後の衝突)による衝撃が原因と思われるトラブルである。
2. そのほかの事例としては、水溜り走行によるバッテリ部水没が原因と思われるトラブルが1件あった。
3. それ以外の事例ではバッテリを交換したことはない。
つまり、事故や水没をやらかさなければハイブリッドシステムのバッテリそのものは10年・10万キロは軽く超えられるということのようです。
時々本屋で立ち読みしている自動車工学誌にもまぁ同様のことが書かれていました。かなり高度な充放電制御を行っているんだなぁ、という感じです。
デジタルカメラとかでよく使う単3のニッカド・ニッケル水素充電池や、パソコン用のバッテリパックって、どうしてあんなに寿命が短いんでしょうね?やっぱ、使い方が悪いのかな。