FromNicaragua / 食事事情(2)

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Date: Wed, 06 May 1998 12:02:00 +0900

 いろいろな食事も出るし、飲みに行ったりする事もあったりして食事に
関する情報が増えたのでご紹介。

 Bar(バー、というよりはバール、って感じの発音になります)では
結構普通にハンバーガーとかタコスとかが食べられます。最近食べた中では
タコスがお気に入り、直径10cmくらいの円形に焼いた柔らかめの皮に
肉の炒めたものと野菜、溶かしたチーズがのっていて、チリソースと
トマトのソースはお好みでどうぞってな感じ、味は結構イケます。
量はさすがに日本人の胃袋にはbastante(バスタンテ;かなり多い)ですが (笑) 。

 タコスと言えば、下宿の方でも時々食事に出ます。こちらは先のタコスを
きちんと巻いて揚げたもので、形は春巻きに近いかな?これにキャベツと
クリームチーズを和えたようなソースをかけて食べてます。

 Gayopinto(ガヨピント)ですが、調理法に2種類あるようです。
Furijores(フリホーレス)と米とを別々に茹でておいて(*)、
後でフライパンで炒めながら多少塩を加えつつ混ぜ合わせる方法と、
最初から一緒の鍋で米とfurijoresを茹でる方法です。ここの下宿では
前者の別々に調理しておいて後から混ぜる方法のようです。

    (*)    米が長粒種だもんで、日本のような炊き方をするのはちょっと
          難しいし、よしんば出来たとしても多少臭いがキツくなるようです。
 
 他の隊員には「もう嫌だ」なんて言ってる人もいますが、私は今のところ、
gayopintoもfurijoresも結構好きです (^_^) 。

 アヤシ気な飲み物。大麦とかカカオの実の部分をミキサーに入れ、砂糖と
水を加えて混ぜたもの。わりとこっちの人は好んで飲むようです。
 すすめられたので大麦の方を飲んでみたんだけど、薄い牛乳の砂糖水割り
みたいな感じ。飲めないことはないんだけど、以前、あまり甘い飲み物は
好きじゃないといった事(結構砂糖の量が多い)と水が少し気になるのか
(水道水を直接使用 (^^; )、下痢をした後くらいから家族がすすめて
くれません。私はというと、今じゃ平気で水道水も飲んでるんですけどね。

 目玉焼き。これでもかってくらい油を入れてて、焦げ付くのを防ぐためと
言うよりは、生卵を揚げているような風情の調理です。もちろん出来上がった
ところで多少は油を分けるんだけど、それでも皿に乗った目玉焼きは
油こってり、ギトギト (苦笑) 。これにタマネギを炒めてトマトケチャップを
混ぜたものをかけるというのが通常のパターンです。あ、もちろん
タマネギを炒める時も油たっぷり。
 こんな食事ばかりしてるんだから、肥満系の人が多いのも納得できます。

 チーズ。類別は良くわかりませんが、下宿でよく出るのはちょっと固めの
白いチーズ、比較的密度が低いし(空気穴が結構ある)、熟成とかは
あまり考えていないようで、牛乳の中の乳脂肪分を簡単に掬い出して
塩を加えて固めただけの物じゃないかな、農家で前日に作ったのが翌朝の
家庭の食卓に上ってるという感じです。市場では白い巨大な50cm四方くらいの
立方体の塊がドンと置いてあって、ナイフで適当な大きさに切って
量り売りしてました。腐敗防止のためか塩がたくさん使われているようで、
結構しょっぱい感じです。
 もう1種類、多少黄色がかった queso amarillo(ケソ アマリジョ) 、
こちらは乳脂肪分を布で漉して取り出し、固めて、多少熟成させて
いるようです。これを薫製にした queso humo(ケソ ウモ)ってのも
あるようですが、食べた事はないので味は不明。
 Masayaの市場でバスの中に売りに来たおっちゃんが持ってたものの値段は、
queso amarillo が1ポンド(450g)でC$20、queso humo が C$25 でした。

 あと、この時期(乾季)は牧草量が少なくて牛乳の出が悪いらしく、
チーズもちょっと高価になるって言ってました。

 ===

 ハエが多いです。で、キンチョールのような殺虫剤のスプレーも
あるんですが、ろうの中に殺虫剤(あるいはハエを寄せ付けなくするような
薬物;詳細不明)を混ぜたキャンドルが売られていて、あちこちのテーブルや
庭で蚊取り線香よろしく炎が揺らめいてます。

 日本の名産 (^^; 、「ハエ取り紙」をこっちの人に見せてあげたいと思う
今日この頃です。


                                          おーうち ; 1998/05/02

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