FromNicaragua / 雑感(7)

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Date: Wed, 06 May 1998 12:01:00 +0900

 === ゴールデンウィーク === ===

 今頃、日本はゴールデンウィークの最中だな、なんて考えながらこれを
書いてます。もちろんこっちは休みが違うのでしっかり毎日学校に通って
いますが。

    #    そぉ言えば、こっちの休日の Semana Santa も学校に通って
    #   いたんだよな。。。わしらの休みは一体いつあるんだ?

 通常の会社とかだと5/1はMayDay(こっちでは Dia de torabajadora)で
休みなんだそうで、もちろん今年は3連休。聞いたところによると
海岸のほうの街では dia de cruz なんて祭りもやってたりするそうです。

 が、もちろん語学の先生達は授業があるので休み無し。とある先生、
「家族は海に遊びに行ってるんだけど、私は仕事なのよ」なんて
ブツクサ言ってました (^^; 。
 
 === 酔っぱらい === ===

 さっき、Jose' が酔っ払って帰って来ました。よくあれで無事に
帰ってくる事が出来たなぁと言うほどの危ない足元だったんですが、
とんでもない事にはそれで車を運転して帰って来たようで…… (-_-; 。
もちろん、ドンも一緒。Jose' は無職だし、ドンも今のところ遊びに
来ているような状態なので、二人して毎日飲み歩いているようです。
 で、帰って来るなり Amada と口喧嘩。こういう光景だけは古今東西
変わる事はないんですな (苦笑) 。

 それにしても、Jose' 、二十歳、酒癖悪いぞ (^^; 。

 で、何やらドンが胸のあたりの痛みを訴えていたようで、医者に往診に
来てもらった後で、またあたふたと病院へ出かけて行きました。
家族に医者まで加わって早口で話してたのでほとんど聞き取れなかったんだけど、
どうやらちょっと大きな病院まで行くということになったようです。ここの
娘の彼氏がJose'に代わってハンドルを握って出かけて行きました。

 ……とかなんとか書いてたらみんな帰って来ました。ドンはベッドに、
Jose'はその横の床にマットを敷いてひっくり返ってます。また明日病院に
行くような事を言ってますが、どうなりますやら。

 === 一周忌 === ===

 昨日あたりからAmadaの姉妹だっていう修道女が来てなにやらいろいろ
やってたんですが、どうやらここのばーちゃんの一周忌があるようです。
今日帰って来たら、広間の隅にマリア像を中心に据えた祭壇が出来てました。

 ドンもそれに参加するために帰って来たんでしょうかね。それにしては
故人を心配させるようなことを結構やっているようですが…… (苦笑) 。

 === 隣のパソコン === ===

 今日も昼飯が隣のドクトルと一緒(くだんの修道女さんもいた)だったん
ですが、その席で仕事の事を聞かれてコンピュータ関係だと言ったら
「私のパソコンに関してもいろいろと聞きたい事があるので、今度見てくれ」
という話になってしまいました (^^; 。

 さらには、同期の隊員のパソコンのハードディスクの整理やメモリ増設に
関する相談も受けたりして…… うーむ、ここまで来ても、やっぱり
やるこたぁ同じか、なんて妙に開き直ったりしてます。

 ちなみに、今回私を含めて6人の隊員のうち5人がパソコン持参。残り一人は
電気や電話が不自由な(連絡には主に短波の無線を使うらしい)所に
配属されるので持って来なかったとのこと。

 === マリンバ === ===

 こっちではxilo'fono(シロフォノ)って呼んでるんですが、先日ドンが
中庭に呼んでたマリンバの楽団について。

 構成はマリンバとギター、ウクレレ風の小さなギターとマラカスみたいな
リズムを取る楽器という4人構成です。音の主体はマリンバで、もちろん
楽団のリーダーもマリンバを叩く人のようです。

 2時間ほど演奏して帰って行きました。技巧的な事はよくわからないし、
演奏されていた楽曲に関してもあまり耳にした事が無い曲ばかりで
彼らの演奏に関して評価なんて全然できないけど、広い庭で、酒を片手に
生の音楽ってのはいいですねぇ。最高の贅沢です。

 録音した内容は、、、さて、MDにでも落として回覧(回聴?)ということに
しましょうか。

    #    多分、送り付けますので、処理をよろしくお願いします。
    #   カセットにダビングして、「酒好」あたりに置いといてもらえば
    #   順次勝手に回ると思いますので……  > 藤原さん、マスター

 === 隣の教会 === ===

 音にまつわる話をもう一つ。途上国はどこでもそうかもしれないんだけど、
個人の権利ってのはどうも軽視される傾向にあるようで、ここSanMarcosは
比較的静かな街にもかかわらず「騒音公害」という概念が無いようです。

 車はマフラーが壊れたままで平気で走ってるし、街中で早朝でも深夜でも
エアホーン(トラックなどに積んでるような、空気圧を利用するクラクションの
強力なもの)を鳴らすし、花火も時間構わず上がる…… 下宿が結構広い道路に
隣接してること、深夜や早朝にトラックが走る事が多いし、バスも割と早朝から
走ってて客集めのためにエアホーンを鳴らすので、これらの音で
目が覚める事が割とあります。    #    随分と慣れたけど。

 それにも増して最近気になるのは隣にあるプロテスタントの教会でして、
ここがミサならぬservicio(セルビシオ;サービス、あるいは礼拝)をやって
いるんだけど、なんつーか、ノリが「天使にラブソングを」の修道院という
感じで、賛美歌じゃない、ポップス系の歌を歌ってます。しかも毎晩
11時頃まで。
 それを悪いというわけじゃないんだけど、もう少し何とかならんもんかなぁと
思います。毎晩同じ歌で、しかもドラムやアンプ付きのギター、ボーカルマイク
という構成ですからねぇ。夜毎のコンサートみたいなもんです。

     カトリック        プロテスタント
     misa              servicio
     sacerdote         pastor

 もっとも、これを言い出したら、中庭でxilo'fonoの演奏をさせるのなんて
もってのほかかもしれませんが (苦笑) 。


                                          おーうち ; 1998/05/01

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