1998年のハリケーンミッチの復興活動について下記の資料を提出します。

1. 日本語報告書(和田さん宛の物のコピー)
2. スペイン語報告書(テリカ市役所提出分のコピー)
3. 状況写真 6枚

レオン市内での活動としては、災害直後に戸田隊員(H10-1 看護婦)と何箇所かの避難所を訪問し必要に応じて食糧援助を行いましたが、細かい資料は手元にありません(約200ドル分の食糧の提供)。

ただ、レオン市内に関しては、避難所はほとんど閉鎖され、避難民は自分達で作った仮設住宅や親類縁者の家に移り住んでいるようで、ほぼ以前の生活が戻ってきているようです。

このため、来年(1999年)初頭からは、テリカ市役所を通じて、種もみの提供、鶏の雛の提供などの農村部の経済再建のプロジェクトを実行しようと考えています。

しかし、市役所の災害状況の集計が12月20日に終了したばかりで、具体的な復興計画や計画のフィージビリティスタディ等はまったく始まっていません。

このため、具体的な計画の立案は1月中旬以降になりそうです。
 
 

先日はハリケーンミッチの復興活動に多額の寄付をいただきありがとうございました。皆様から頂いた寄付金は、

1. レオン県内で使用すること
2. 避難民に対する直接援助に使用すること
3. 必要最低限のニーズを満たすために使用すること

この市は、人口約2万5千人の内約半分の1万3千人が被災し、特に農村部で大きな被害が出ています。その中から、私たちのできる援助を効率的に行うために市内でも最も貧しいマリア地区(人口約3千人)を選び、この地区の家を失った家族(約200世帯)を中心に食糧援助を11月21日、12月5日および19日の計3回に分けて実施しました。

このマリア地区への援助は下記のとおり実施しました。

11月21日実施分

(援助物資内訳)

米	6キンタル	C$1,500.00-
フリホーレス	4キンタル	C$1,900.00-
マセカ(トルティーヤの粉)	5キンタル	C$1,000.00-
塩	75リブラ	C$48.00-
	合計	C$4,448.00-

(食糧配布地域)

Mocoron	38家族
Las Marias	3家族
Mangles	4家族
Carpas	20家族
	合計 65家族

12月5日実施分

(援助物資内訳)

米	8キンタル	C$1,880.00-
フリホーレス	6キンタル	C$1,420.00-
マセカ(トルティーヤの粉)	6キンタル	C$1,176.00-
油	40リットル	C$420.00-
塩	1キンタル	C$64.00-
	合計	C$4,960.00-

(食糧配布地域)

El Queso

25家族

　 この日は、車の手配が悪くこのEl Queso地区のみ訪問。地域住民に近隣地区への食糧分配を委ねる。

　 12月19日実施分

(援助物資内訳)

米	6キンタル	C$1,600.00-
フリホーレス	3キンタル	C$1,565.00-
マセカ(トルティーヤの粉)	6キンタル	C$1,200.00-
油	60リットル	C$620.00-
塩	1キンタル	C$60.00-
	合計	C$4,845.00-

(食糧配布地域)

El Queso	29家族
Zapote	39家族
Mocoron	42家族
	合計 110家族

3日間の合計で約200家族に対してC$14,253.00-の食料品の配給を実施しました。

援助の会計報告

(収入)

C$1,100.-	(寄付金)
C$5,505.-	(寄付金の内US$500.-を11月19日両替、US$1=C$11.01)
C$3,321.-	(寄付金の内US$300.-を12月3日両替、US$1=C$11.07)
C$2,200.-	(寄付金の内US$200.-を12月18日両替、US$1=C$11.10)
C$2,107.-	(羽鹿負担分)

(支出)

C$14,253.-

明細については援助内容を御参照ください。

(残高)

ゼロ
 

私たちの実施した活動状況につきましては、写真を添付しますのでご参照ください。また、ご不明な点があれば私羽鹿までお問い合わせください。

皆様のご支援に心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
　

  # 以下の各画像は、クリックすると更に大きな画像を見る事ができます。
 
 

(1)  避難民の仮設住宅(2家族13名が住む家)	(2)  食糧の配給に集まってきた被災者
(3)  被災地の子供たち	(4)  食糧配給後家路に向かう人々
(5)  土石流による砂に被われた農地	(6)  洪水で流された農地

ページ製作担当 おーうち