FromNicaragua / 雑感(9)

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Date: Wed, 06 May 1998 12:24:00 +0900

 === 経営不安 === ===

 まぁ、途上国の会社経営では良くある事なのかもしれませんが、
どうやらうちの学校の経理の途中で、我々の授業料とかが一部無くなって
しまったようです。

 JICAからManaguaにある本校の方へは規定の額(*)が支払われているけど、
本校からここSanMarcosの分校の方への払い込みが遅れていて、Carlos(分校の
責任者)が問合わせしたところ、どうやらお金が一部無くなった (-_-; ようで
Carlosがそのことに嫌気がさして責任者を辞めてしまった模様。

     (*)   前払いで全経費の40%、そして修了後に残りの60%が
          支払われるらしい

 Carlosへの給与の支払いはもちろんの事、語学の先生や我々の下宿先への
支払いも滞っているようで、午後イチでそのことに関してCarlosから
語学の先生へ、そして我々へ説明があった後は、「帰ったら荷物が全部
まとめて家の前に放り出されてたりして……」なんて話まで出たりして戦々恐々。
 もちろん、そんなことは無かったようですが (^^; 。

 とりあえず新しい責任者は既に決まっているそうだし、明日、JICAから
担当者もやって来てここSanMarcosで話し合いがもたれるようです。もちろん
授業は平常通り行われる(なんか、語学の先生、逆境に対して燃えちゃってる
ようなんですな)んだけど、さて、授業になるかどうか……。

 === 山中行軍 === ===

 てなわけでちょっとマイナー気分で帰って来たら、家の前で隣のドクトルと
鉢ち合せ。で、「いまから山歩きに行くんだけど、行かないか?」と
誘われ、こういう時には何やっても駄目だから、いっそいい気分転換かなと
一緒に出かけたのは良かったんですが、、、道に迷いました (爆笑) 。

 暗くなるまでに山を降りるはずが、結局かなりのハイペースで歩きつづけ、
気がついたら3時間、およそ15kmを歩いてSanMarcosまで帰って来ました。
靴もジーンズも泥まみれ (^^; 。んでもって、さすがに足に来てます。

 山の入り口まではドクトルの車で行ったので、今、ドクトルはJose'の
車に乗せてもらって車を回収にいってます。それにしても、これだけみごとに
マイナー気分に追い撃ちをかけるが如く身体じゅう疲れたら、あとは
寝るだけですね、はい。

 ホント、今日は笑うしかないって気分です。


                                          ここまで、 1998/05/04

 === その後、、、 === ===

 結局、経営不安の話は、全てが元の鞘に収まって片が付きそうです。
Carlosは以前のままSanMarcosの責任者だし、学校の運営形態も変わらず、
変わったのはOxford Instituto(語学学校の母体)が信頼を失ってしまったこと、
そしてOxford Institutoの人事が多少変わるかな、というところでしょうか。
根本的なところは変わらないんでしょうけどね。

 そうそう、下宿先での夫婦喧嘩が絶えない事、そしてホストファミリーの
生活への干渉のあまりの多さに耐えかねて、一人下宿先を変えました。
これもまぁ良くある事のようで。

 === 雨 === ===

 今朝、3時頃に雨の音で叩き起こされました。屋根がトタンだもんで、
異常に雨の音が響きます。でも、Amadaは「別に起きもしなかった」なんて
言ってるんだから、慣れというのは恐ろしいもんです。

    #    いやぁ、本当にバケツをひっくり返したような雨というのは
    #   こういうのかなぁと感心してしばらく外を眺めてしまいました。

 ちなみに、例によってその後停電、朝がたには水も出なくなって、
幾人かは用が足せずに学校に来たようです。私はというと3時に目が覚めた時に
ついでに行っていた(その時には水も出てた)ので何の問題も無し、シャワーは
昨日の夜、帰って来てから浴びてたし。早起きはちょっと得かもしれんな (笑) 。

 雨の時期は停電が多くなるようです。屋外配線の工事が結構いい加減だし、
露出した電線に立ち木の枝がかかっているような光景もよく見かけます。
あのへんが停電の原因だとは思うのですが。。。



                                          おーうち ; 1998/05/05

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