FromNicaragua / アタリ付き水道水

← 前 ↑index↑ 次 →


Date: Wed, 06 May 1998 11:43:00 +0900

 突然ですが (苦笑) 、やられました。下痢です、下痢。

 日曜日、カメラ小僧して帰りに近所の人達とちょっと飲んでから部屋に帰り、
その後で喉が乾いた、水道の水は大丈夫とガブ飲みしたのが間違いの
もとだったようです。
 水あたりだと思うんだけど、19日(日)の夕食が終わったあたりから下腹が
痛み始め、月曜の朝にかけて便所に通う事6回か7回か…… 1時間に1度のペース。

 朝、事務所の担当者に電話をかけると一応医者に診てもらえとのこと。
言葉も満足に通じないのに、どうしろってんだと思いながら辞書を引いて
使いそうな単語(下痢とか、腸とか、熱や脈や……)をメモして語学学校の
担当者に連絡して町の中に住んでる医者のところへ連れて行ってもらい、
診察してもらって処方箋と検査票を出してもらい、表の薬局で薬を買って
(サルファ剤と、もう一つは"Saccharomyces boulardii"が成分と
書いてある。どうやら整腸剤らしい)、あと、血と排泄物の検査。

 便所通いで眠れてないからボーッとしてるし、この状態で行っても勉強に
なりそうにないので休んでしまいました。

 ただいま、月曜日午後1時。まだちょっと下腹に違和感があるけど、
朝の時点でとりあえず歩いててこぼれる (^^; ような状態ではなかったし、
すでに随分と調子良くなって来たようです。これから検体(水のごとき
「うんこ」の事だ (笑) )を持って検査所に行って来ます。

 === === ===

 欧米式なんでしょうか、医者は診察して処方箋と検査の要求票を書く、
患者はそれをもって薬局と検査所へ行くというルートになってます。
SanMarcosの場合、医者の家が薬局だったりするようですが (^^; 、
まぁこれは日本でもよくある話かもしれません。親戚同士で医者と薬局、
あるいは眼科医と眼鏡屋とか、ね。

 日本の病院の、建物一つの中で全て完結してしまうシステムや環境に慣れた
目には、ちょっと不思議に写りました。

 もうひとつ。検査所は朝の7時半から4時頃まで。なんか、随分と
早い時間で動いてます。多分に担当者が通勤するためのバスの時刻に
よるもののようです。

    #    おかげで、今日、「うんこ」の検査結果を貰い損ねた (-_-; 。

 === === ===

  火曜日、既に下痢は収まってます。朝一で検査結果をもらいにいき、
語学学校の担当者が「昨日、医者は来たか?」と言うので「来なかった」
と応えると「それじゃ、俺がこれから検査結果を持って聞きに行ってくる」と
いうことで頼んだんですが(いやぁ、至れり尽せりの環境だ)、結果は

 『アメーバ赤痢』

でした。ニカラグアの同期隊員の中で初ヒット (笑) 。事務所の医療担当者には
「え、もうアメーバが出たの?早いねぇ」なんてお褒めの(?)言葉を貰っちまった。

  日本だと隔離病棟行きですが、こちらではそんなこたぁありません。
とりあえず今は薬を飲みつづけて、アメーバを駆除するべく努力して
おります。まだちょっと下腹部が重いので、しぶとく生き残っている模様。

  ちなみに火曜日は語学の先生と他の隊員も1名ダウンしてました。
語学の先生は先週金曜日の体験学習で昼に食べた食事で当たって以降調子が
悪いようだし(多分同じアメーバだ (^^; )、隊員1名はここんところ
ちょっと朝方涼しいので風邪気味なんじゃないかな、と。


                                           おーうち ; 1998/04/21

← 前 ↑index↑ 次 →

(c)1998 おーうち